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最近、揃えたレコーダー(MR-1000)と公式記録係の予定 中川 伸

 以前はSONYのPCM-D50を使って生録をしていましたが、その後はKORGのMR-2を使っていました。私としてはDSDの音質の方が好みなので、MR-2がすっかりメインになってしまいました。最近は生録する機会もなぜか増えてきましたので、この際ということで録音機材を新たに揃えました。
 選んだレコーダーはKORGのMR-1000です。これはDSD128(5.6MHz)が録音できるのと、ファンタム電源を内蔵しているので、生録にはとっても便利だからです。内部のハードディスクはSSDに交換しましたが、そのやり方についてもご紹介いたします。なお、マイクロフォンは散々悩んだ挙句に、とりあえずAKGのC414XLSのペアーとし、付属の専用電源はフィデリックスで開発した12ボルト1.1アンペア品か、単三のエネループ8本を使います。いずれはLPやSPのDSD化についても念頭に置いてのことです。

 1)MR-1000のSSD化で準備しておくもの
 SSDは 1.8インチのZIF接続品を用意します。私はSUPER TALENT のFZM64GW18P にしました。それとクッション製の両面テープです。
 バッファローのフリーソフトDISK FORMATTERでVer2.08のDF- 208.exeをPCにインストールしておきます。
 MR-1000のHDD内部ファイル(6個位?)をUSBでPCに接続し、ディスクトップなどに保存しておきます。
 2)作業
 先ずはHDDをSSDに交換しますが、使ったSSDはラベルのある表面を下向きにクッション性の両面テープで固定です。フレキシブルケーブルはきっちりと差し込みます。USBでPCに接続しても、このままではMR-1000のSSDは認識されませんので、PC経由でフォーマットをします。
 スタート→コントロールパネル→パフォーマンスとメンテナンス→管理ツール→コンピュータの管理→記憶域→ディスクの管理→FZM64GW18Pのディスクを選択し、とりあえずNTFSでフォーマットをします。これをDISK FORMATTERのソフトでFAT32にフォーマットし直します。そして保存していた約6つのファイルをSSDに貼り付けます。念のためにMR-1000本体でもSSDのフォーマットをして完了です。
 近日中に音楽会の公式記録係りとして録音する予定は、2012年9月2日午後3時から山梨県のキングスウェル・ホールでの演奏です。ヴァイオリンは安田紀生子さんで、使用楽器は1700年製の名器ゴフリラーです。名器ストラデバリウスと名器ガルネリに2分すれば、後者に近いような印象です。ゴフリラーはチェロでは特に有名でガザルスやデユプレやピルスマが使用していました。一方、ピアニストは佐藤久実子さんで、使用楽器はベーゼンドルファーです。これもスタインウエイと並ぶ名器ですが、やや派手なスタインウエイに対し、音色はこちらの方が私の好みかもしれません。特にモーツァルトやフンメルやショパンはベーゼンドルファーの方が合っているように思います。この音楽会の前にオーディオ評論家江川三郎氏によるオーディオ試聴会が行われます。
 続いては、2012年9月23日午後2時から伊勢現代美術館での音楽会です。こちらはヴァイオリンとトイピアノという極めて珍しくかつ新鮮な演奏内容です。ヴァイオリンは同じく安田紀生子さんで、トイピアノは45年前から私と知り合いの中村和枝さんです。トイピアノは、マーガレット・レンタンで検索してみてください。YOUTUBEで出てくると思いますが、トイピアノは意外なほどに面白いのですが、めったに聴けないとは思います。いずれもオーディオマニアにとっては大いに興味深い内容になると思いますので、お近くの方はぜひとも足を運んでみて下さい。
 

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